くわうほう

使ひます

『オタナビ』Vol.1 を買つてきた。

薄いな、このムック……。
これから讀む。

ほかに、

を買つてきた。

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讀みたかつた特集、安藤健二初音ミクアンダーグラウンド」は、三ページ。さ、三ページかあ……。安藤さん自身が、この特集を企劃したとのこと。
まあいまさらだけれど、DJ TECHNORCH さんのあの『ユリイカ』(2008年12月臨時増刊號)での發言、「シンセサイザー初音ミクの新しい可能性はあまり広がってない」は、かなり謎。

どつちが、テクノウチさんの言ひたかつたことなの? 心變り?
インタビュアーは、sansuiP でもある安藤健二さん、豫想通り、受けたのは、こんぺいとうP と苅田狼藉。
こんぺいとうP は、數年前まで、J-Popしかきいてゐなかつたといふのには、ちよつと驚いた。あと、「アウトサイダー・アート」について、解説が無くてよかつたのかな。個人的に、こんぺいとうP とアール・ブリュットアウトサイダー・アート)との關りの考察が見たかつたなあ。ちよつと、アウトサイダー・アート云々のくだりは、論理の飛躍みたいなのを感じるけれども。
苅田狼藉は、アマノアキ棒さん、抱いとくさんの二人組。ミクが、人間の歌ひ手の假のものとして使ふことがある、といつたり、キャラ性に思ひいれがなささうに見えたのは、良かつた。ぼくは、ミクがキャラ物として消費される存在としてあるのを、ミクが可愛いといふ風に言ふひとがゐるのを、その中でひねつてみせるのが好きだ。苅田狼藉の作品は、まさにさういふ物。べつに、みなが苅田狼藉みたいになれ、と言ふわけではないけれど、なかには、そんなひとがゐるといふのは、健全でいい。「健全」と「苅田狼藉」は、水と油みたいな關係なのにね。
しかし、この三ページを讀んでも、疑問はつきないなあ。
いま、ニコニコ動画で人氣のある作品のジャンルは、その作者の本當に作りたいジャンルと一致しないのか。よく分らない。人氣があるといふことは、その作品は、多くの視聽者に望まれてゐるのだ、といふことは、確か。で、多くの視聽者が望んでゐるといふことは、つまり、多くの作者が望んでゐる、といふことにはならないのか。安藤さんが言ふ通り、作りたいものを作るのが、アマチュア・ミュージシャンの(プロはどうなんだらうか)正しい姿勢、といふのには、賛成するのだけれど……。健康にもいいしね。
あと、結局、アングラつてなんなんだらう、と。アングラカタログで紹介されたものがアングラです、では、自家撞着?
もやもやするし、是非、連載にしてほしい。