2012-11-11 石母田正『中世的世界の形成』 本 第四章二冒頭 中世の形成は古代の沒落である。沒落の過程が同時に形成の過程でなければならぬ。中世は古代に對して對立的否定的でありながら、古代以外のところから生まれることは出來ない。両者のかかる歷史的な同一性と對立性は中世の成立を古代の自己批判の展開として理解するとき、もつとも具體的かつ包括的に把握しうると考へられる。 (獨自に正字正假名にしてゐる)ふたつきかけて讀んだが、大名著だつた。全て必讀であるが、第四章は特に!