漫畫百選

• よなかのとり 【漫画は】漫画ナツ１００【世界を救う】

締切が過ぎたのでなんとなくやつてみる氣になつた。

• 一

竹本泉『よみきり♥もの』

よみきりもの (5) (Beam comix)

竹本泉がなぜこんなに好きなのか、きつかけは『よみきり♥もの』だと思ふ。なんでこんなに嵌つたのだらうか。羽柴臣子が好きだと思ふ。だから五巻だと思ふ。

• 二

夢枕獏、谷口ジロー『神々の山嶺』

神々の山嶺 4 (愛蔵版コミックス)

壓倒的名作。壓倒されるのはその描寫、そしてその想ひ、想へ、想へ。

• 三

坂口尚『石の花』

石の花 上 (光文社コミック叢書“シグナル” 11 坂口尚長編作品選集 1)

讀むに讀者の體力の試される傑作。

• 四

木々津克久『ヘレンesp』

ヘレンesp 1 (少年チャンピオン・コミックス)

木々津克久が描いてるとは思へないほど主人公ヘレンの可憐さにその心の美しさに惹かれる一作。でも展開は木々津克久だと思ふ。

• 五

杉浦茂『猿飛佐助』

猿飛佐助 (ちくま文庫)

なにもかも樂しい！　適當にページを開いてボケーっと眺めるだけでも樂しい！　こんなに變な漫畫は無いと思ふ。

• 六

植芝理一『ディスコミュニケーション』

ディスコミュニケーション(13) (アフタヌーンKC)

なぜこれを持つてゐるのだらう。だが、これを讀んで成長したのだ。變態か。YMO への興味はここから。

• 七

矢上裕『エルフを狩るものたち』

エルフを狩るモノたち 1 (電撃コミックス)

代表作にして大名作。矢上裕のやりたいことと讀者の望んでゐるものの幸福な一致。

• 八

渡辺保裕『ドカコック ドカうまっ!!満腹編』

ドカコック ドカうまっ!!満腹編 (ぐる漫)

ﾄﾞﾎﾞ…

• 九

紅蓮ナオミ『社長はエロシック』

社長はエロシック(ジュネットコミックス ピアスシリーズ)

曾我!!

• 十

石川雅之『カタリベ』

カタリベ (SPコミックス)

ぼくは日本の中世が好きなんだけど、一番それつぽい漫畫かもしれない。世界史の中の日本といふのが倭寇を通してよく描かれてゐると思ふ。

• 十一

宇河弘樹『朝霧の巫女』

朝霧の巫女 4 (ヤングキングコミックス)

最近の展開も好きつて言つていいの？　『仁義なき裸足の忠尋』が本當にクソ面白い。

• 十二

熊倉隆敏『もっけ』

もっけ(4) (アフタヌーンKC)

作者はマジもんの　だと思ふけど。民俗學面白いなあと思つてゐたあのころ。民俗學面白いよね。

• 十三

久慈光久『狼の口』

狼の口 ヴォルフスムント 2巻 (ビームコミックス)

こんなに慘たらしい展開があつていいのか、といふ連續。だが、目を背けられない抗いがたい暗い魅力がある。最も續きの氣になる漫畫。

• 十四

長新太『なんじゃもんじゃ博士』

なんじゃもんじゃ博士 ハラハラ編 (福音館の単行本)

世の中こんな漫畫があつていいのか、といふ奇想の漫畫。讀むとあまりの展開の數々に吐き氣がしてくるほのぼのとした作品。

• 十五

山口晃『すゞしろ日記』

すゞしろ日記

なんかむにゃむにゃした繪だけど的確なコミカルさ。『UP』連載で一目惚れしたのだ。男に惚れる趣味は無い。假名遣ひに統一性が無いところが駄目ね。

• 十六

宮田紘次『ききみみ図鑑』

ききみみ図鑑 (ビームコミックス)

音が見える、といふありがちかもしれない發想の連作集だけど、センスの良さと一話目から捕まへられる鮮烈なイメージ。なんか素敵だ。

• 十七

八十八良『ウワガキ』

ウワガキ 1巻 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)

うまいよなあ、といふ物語のひつぱり方、こちら戀愛物が苦手だといふ方にも自信を持つてお薦めする一作となつてをります。

• 十八

ろびこ『となりの怪物くん』

となりの怪物くん(1) (KC デザート)

だつたらこれは外せない。獨特な惹かれる心情描寫、登場人物のいぢらしさ。さあ君もヤマケンに悶えよう！

• 十九

末次由紀『ちはやふる』

ちはやふる(13) (BE LOVE KC)

少年漫畫でもいいんぢやない？　といふやうな超熱血な展開。みな頑張つてゐるんだ、といふのが直に傳はつてくる感。

• 二十

丹羽啓介『キャットルーキー』

キャットルーキー 23 (少年サンデーコミックス)

このエセ科学的野球漫畫が好きだつたんだ。その實、でも理論だけぢや駄目、といふ王道スポーツ物。嵌つた。

• 二十一

春野友矢『ディーふらぐ!』

ディーふらぐ!2 (MFコミックス アライブシリーズ)

え、だつて好きだし……。面白くないかもしれないけど水好きだし。好きだし！

• 二十二

魔夜峰央『パタリロ!』

パタリロ! (第10巻) (花とゆめCOMICS)

父の影響で讀み始めたパタリロ! 十巻で泣いたことは内緒だ。毎度毎度多彩にネタを見つけてくるところにただただ尊敬。樣々に影響を受けたのは間違ひない。父め。

• 二十三

芦奈野ひとし『ヨコハマ買い出し紀行』

ヨコハマ買い出し紀行 1 (アフタヌーンKC)

友人の影響で集めた。終りゆく世界とそれを受入れ靜かに生活していくといふ話に弱い。枠組がしつかりしてゐる漫畫は讀んでゐて心地よい。アルファさんは生きてゐるのだ。ココネさんいいよね　いい……　『カブのイサキ』もぶれない。

• 二十四

リヨ『Sakura Cluster』

Sakura Cluster １ (ASAHI COMICS ファンタジー)

あれ、思つたより面白い……？　といふか面白いよカブｋ……リヨ先生これ！　朝日新聞出版！？

• 二十五

天野こずえ『ARIA』

ARIA (1) (BLADE COMICS)

漫畫を讀んでアニメを見ると二倍幸せになる漫畫。『明日からまた お仕事 一生懸命 がんばりますつ』

• 二十六

松田隆智、藤原芳秀『拳児』

拳児 (1) (小学館文庫)

男子たるものかういふ物讀んで強くならないとね、といふ氣にさせてくれる漫畫。漫畫讀んで強くなるわけないだろ！　いい加減にしろ！　ああああああああああ

• 二十七

長月みそか『少女素數』

少女素数 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

あわわわ、これは本物ぢや。なんか怖くなつてくる。けど怖いもの見たさで見る感じ。エロ漫畫よりも自分の趣味出してる氣がする。

• 二十八

渡辺航『弱虫ペダル』

弱虫ペダル 16 (少年チャンピオン・コミックス)

みんなスジくんに夢中！　ぼくも夢中さ！

• 二十九

コージィ城倉『砂漠の野球部』

砂漠の野球部 第10巻 (少年サンデーコミックス)

オチに納得がいかない！　追詰められた者たちによつて終始異樣なテンションで進む漫畫。『おれはキャプテン』好きならこの原點も讀まう！

• 三十

大西祥平、中里宣『涅槃姫みどろ』

涅槃姫みどろ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

ホラー漫畫？　いやいや、ギャグ漫畫だ。毎度の投げつぱなしのオチに呆氣。だがそこがいい！　いいか？　一時期「厄い」つて言葉が流行つたよね。

• 三十一

ヤマシタトモコ『BUTTER!!!』

BUTTER!!!(3) (アフタヌーンKC)

いやー！　端場くん恰好よくなつてるぢやない！　いやー！　やだ！　ちょっとやーだ！　うわあああああああああああああ感情移入すると悶える漫畫あああああああああああああああああ。
樂しめないやつは損するよね。ププ、馬鹿ぢやねーのあんな一所懸命になつて、つて引いてしまふ人は、なんだらうね。俺か。

• 三十二

自分の『キティちゃんのアニメでこういうのがあってタイトルが思い出せなかったから描いた』
畫伯の才能はすごい。單なる變な繪だけではすまないをかしみとテンポが笑みを誘ふ。といふかこの天性のテンポ感に虜なのだ。本當は学園祭のレポ漫畫を紹介したかつたけどリンクしたくないのでこちらで。

• 三十三

みやたけいじ『無職風景』
さうだね。

• 三十四

羅川真里茂『しゃにむにGO』

しゃにむにGO 第31巻 (花とゆめCOMICS)

漫畫が描ける人なんだなあ、と思ふ。變な漫畫は好きだけど、かういふ漫畫らしい漫畫ももちろん好きなの。

• 三十五

羅川真里茂『ましろのおと』

ましろのおと(3) (講談社コミックス月刊マガジン)

いい音樂漫畫の條件を思ふ。ひとつには、見えるわけのない音の見せ方にあると思ふ。いや、漫畫の凄みとは、見えないものを如何に表現するかにあるのではなからうか。そんな漫畫の凄みの一端が傳はつてくる作品だと思ふ。

• 三十六

桜玉吉『のんきな父さん』

のんきな父さん (BEAM COMIX)

桜玉吉の狂氣が傳染してくる狂氣の一作。なんでこんな單純な繪から忌避感が沸いてくるのだらうか、單純だからこそ、か。病氣前の玉吉も狂つてゐたに違ひない。父らしい容姿の人物が我が子に父らしいことを全くせず、まるで子供の樣に、無邪氣にもいたぶる。我が子はそんな父に何度も何度もいたぶられに触合はうとする。「ふれあひ」だね、これも「ふれあひ」だよね。缺落が當たり前にある世界。

• 三十七

桜玉吉『読もう!コミックビーム』

読もう!コミックビーム (Beam comix)

最近は専ら愚痴漫畫らしい。それもまた愛しい。線がふらふらだと心配するよね。こんな人が身近にゐたらいやだよね。ほとんどゲーム記事を讀まずに、これとみずしな孝之と町内会と伊集院光の連載などを讀んでました。

• 三十八

いしいひさいち『ののちゃん』

ののちゃん 7―全集 (GHIBLI COMICS SPECIAL)

實は單行本は持つてないんですけどね、最近のバンド篇がどうも氣になつて。やつぱすごい人だと思ふ。いしいひさいちがこの代表作でいまさら、何を目指してゐるのか、新聞連載四コマとしてまた新たな境地があるのではないだらうか。

いしいひさいち 仁義なきお笑い (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

讀んで、バンド篇が人氣なかつたことを知つた。Oh...
（笑）いしい商店で幸せになりなさる↓

• 三十九

佃公彦『ほのぼの君』

漫画集 ほのぼの君

題名はほのぼの君の癖に主人公はほのぼの君ぢやないねこれ。いま連載のちびまる子ちゃんが糞だから前の連載の『ほのぼの君』が面白く見えるわけぢやないよ、本當に面白かつたんだからね。もちろんつまらない回もあつたけど面白い回は本當に面白かつたんだからね。本當だつて。見返してみるとなかなかいかれてる回もあるね。つまらない回もあるね。ちびまる子ちゃんは全部糞つまらないね。

• 四十

くらはしかん『おれたちゃドラゴンズ』
http://www7b.biglobe.ne.jp/~kans-can/shop.html
中日スポーツに連載してゐるんですけどね、これがまた數ある中でかなりまともな野球四コマ漫畫なんですよね。大體地口オチなんだけど、たまにひねつてあつてそこも見逃せない。毎日毎日そこそこ面白いレベルで維持してゐるやうに見えるといふのはドラゴンズファンとしての贔屓目ではないと思ふ。最新集の産通版を持つてゐるのだが、産通は普通の書店流通する本を作つてゐないので駄目だね。ISBN も無い。

• 四十一

木多康昭『喧嘩商売』

喧嘩商売(24) (ヤンマガKCスペシャル)

木多先生のある面の本氣。笑ひあり、涙あり。さう、泣かせる場面があるのだ。人物の背景を描くのが、本當にうまいと思ふ。胸糞惡い展開も、いつもの調子のギャグパートもあるから安心だね！

• 四十二

伊藤悠『シュトヘル』

シュトヘル 5 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

五巻の帯、「完全着火!!」と言ふ文句は物語自體に當嵌まる。俄然面白くなつてきたぜ！　學術からの後援と、それに應へて描ける伊藤先生はすごい。ちなみに、荒川慎太郎先生（西夏語學、西夏語文献學）、佐藤貴保先生（西夏史）が關つてゐるとのこと。記録することの、文字への執着、尊さ、暴力性……を考へてしまふ。

• 四十三

南Q太『ひらけ駒!』

ひらけ駒!(3) (モーニング KC)

親と子の将棋漫畫。ぼくは将棋を嗜まないし分らないけれど、好きで好きで何かに取組み、努力してゐるひとを見るのは樂しい！　このお母さんが可愛い！　取材して描かれた漫畫は、設定も、物語の筋にも安心して期待できる。この女流プロ篇に入つてからの色氣がすごい！

• 四十四

なもり『ゆるゆり』

ゆるゆり (7) (IDコミックス 百合姫コミックス)

安心して讀めるといふ點で外せないよね！　ああ、そして誰が可愛いつて、みんな可愛いよね……。讀んでゐるあいだは幸せになれる漫畫。

• 四十五

平野俊貴、植竹須美男作、阿部洋一作畫『少女奇談 まこら』

完全版 少女奇談まこら(3) (電撃ジャパンコミックス)

なんとも言へない魅力の一作。切り繪の如き荒々しい繪柄に合つたお話とコミカルさと。まあ、まこらちゃん可愛い！　つて言つてればいいよね！

• 四十六

鶴田謙二『冒険エレキテ島』

冒険エレキテ島(1) (KCデラックス)

また鶴田に騙されてしまふのか……。とにかく完結するといいね！

• 四十七

はるな檸檬『Zucca×Zuxa』

ZUCCA×ZUCA(1) (KCデラックス モーニング)

コンセプトが明確であることも、創作において重要な點だよね！　その點において、隅から隅まで信用できる一作。

• 四十八

宮崎克、吉本浩二『ブラック・ジャック創作秘話』

ブラック・ジャック創作秘話?手?治虫の仕事場から? (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)

いかに手塚が駄目であり、また真摯であつたかがその青木雄二を受繼いだ泥臭い繪柄によつて蘇つてゐるリテイク！　どのページ見てもコラ向きだけど作つたコラもリテイク！　リテイク！　リテイク！　リテイク！　うわああああああああ。

• 四十九

鈴木健也『蝋燭姫』

蝋燭姫 2巻 (ビームコミックス)

びっくりするやうな場面を描いてしまふのにびつくりする……。いつまでもえも言はれぬ餘韻が殘るといふ點において保證される一作。平氣で描いてさうでぼくは恐いよ……。

• 五十

檜山大輔『メガロマニア』

メガロマニア 1 (ガンガンコミックス)

繪のセンスで追ひかけてゐた數少ない漫畫家のひとり。もう少しお話を練る必要はあると思ふが、公式サイトへの描下ろし漫畫の延長にある、やりたいことが傳つてくる漫畫。しかし、雜誌廢刊による打切りとはもつたいない……。『ひまわり』は途中で追ひかけるのを諦めた……。

• 五十一

久正人『エリア51』

エリア51 1 (BUNCH COMICS)

こんな個性はまたとない。とにかく派手！　スタイリッシュ！　痺れる！　諦めないで三巻まで、讀んでね！

• 五十二

吉沢緑時『やまちち』

やまちち（１） (AKITA　COMICS　DELUXE)

浮いた下ネタだらけなのに暖かいやまちちさん。下ネタ以外のギャグも浮いてる？　浮いてるといふか不思議なテンポだと思ふ。

• 五十三

実話もしくはおめでた
リンクは貼らない。サキュバスとの純愛物に感涙。四コマ漫畫に見せかけた八コマ漫畫を描かせたら一番面白い人だと思ふ。

• 五十四

あさりよしとお『ワッハマン』

ワッハマン 1 (モーニングKC)

あさりで一番面白い漫畫。ドタバタを見てるだけで樂しいが、シリアス展開は、うｎ……。だけどそんなあさりよしとおも許せる禿の愛嬌に乾杯！

• 五十五

雁須磨子『どいつもこいつも』

どいつもこいつも 1 (ジェッツコミックス)

なんとなく讀んで面白いといふ良作。現に今も讀返しはじめたらだらだらと止めどきを失つてしまつた。キャラ、セリフ、舞台設定、テンポ、どれをとつても及第點のラブコメディ。

• 五十六

高橋葉介『夢幻紳士』

高橋葉介作品集 8 夢幻紳士 2

ひたすらドタバタな冒険活劇篇も繊細さに驚く怪奇篇も愛おしい。同じ作者が同じ作品をまつたく別のものにしてしまふ手腕はただただすごい。さう、高橋葉介は、すごいのだ。

• 五十七

中島三千恒『軍靴のバルツァー』

軍靴のバルツァー 2 (BUNCH COMICS)

まだ二巻。眞價を發揮するのは先のことかもしれないが、良さが光る。戰爭するとはどういふことか、そこになにが渦巻くのか、漫畫的な筋ではあるが、「實用」的な作品だと感じた。

• 五十八

すか『ひろなex.』

ひろなex. (1) (まんがタイムKRコミックス)

ひろな可愛い！　以上！ で濟ませていい氣にさせられる、なにも考へなくていい作品。マニアックなネタはわからなくても、ひろな可愛い！
氣になる人は『だめ×スパ』でも讀んでつてよhttp://www.dokidokivisual.com/appear/#dame

• 五十九

小林立『咲-saki-』

咲 Saki (7) (ヤングガンガンコミックス)

池田と小池が好きなんだし！　ただのミーハーだし！　惡いかし！　ししし!　作中では華菜ちゃんそんなにしししし言つてないし！

• 六十

ハグキ『ハトのおよめさん』

ハトのおよめさん(1) (KCデラックス アフタヌーン)

下品でシュールなギャグの數々。深いんだかなんだか分らないが奥深さうだがすすまないストーリー。腦をハグキと竝列化したいんだが、したくない。あの日、これ子供のうちしか面白くないよね、と言つていた同級生は出てこい！　今でも讀んでるしクソ好きだし惡いか！？

• 六十一

清村くんと杉小路くんと 1 (ガンガンコミックス)

土塚理弘『清村くんと杉小路くんと』
シュールなギャグ好きなんだ……。かういふベタなのも好きなんだ……。『ろ』は追ひかけてないけど、影響をすごく受けたのは間違ひないし、土塚はギャグが一番向いてゐるんぢやないかと思ふ。

• 六十二

土塚理弘、五十嵐あぐり『BAMBOO BLADE』

BAMBOO BLADE (1) (ヤングガンガンコミックス)

土塚は、嵌ると計り知れないものを發揮する不思議な作家だと思ふ。『BAMBOO BRADE』は、最後が驅け足氣味で殘念だが、素晴らしい成長譚だつた。良い大人と、それに自ら應へる良い子供、道徳とエンターテイメントが同居するといふ稀有さ。

• 六十三

二ノ宮知子『天才ファミリー・カンパニー』

天才ファミリー・カンパニー―スペシャル版 (Vol.1) (バーズコミックススペシャル)

全てが優しく、滯らずに進む。物語を進めるための物語。過不足のない展開。これは、嫌味なほど完璧だと思ふ。一氣讀みすべし。『GREEN』とともに、もつと見直されていいはずだ。

• 六十四

440『猫DAISUKI』
猫DAISUKI ママガミing
ギャハハ！

• 六十五

Mat.『岡本弥生シリーズ：彼女の一日』
‰ª–{–퐶
俺、岡波が好きなんだ……。まつつんの生きてることが分つて嬉しい。

• 六十六

津山流投牌術
うむうむ
ししし！
ぎゃーし！

• 六十七

小林立、木吉妙『咲日和』

咲日和 (1) (ビッグガンガンコミックス)

可愛さとほのぼのとした面白さと。知る限りでは最近の商業四コマ作品の中で出色の出來。

• 六十八

デリートマン
可愛い！

• 六十九

大分日常系
おもしろいから駄目！

• 七十

丸い顔でラーメン三分のやつ
面白い且ほのぼの
うふふ

• 七十一

まんタイきららより濃い味の耳がとがってるやつとかみつめちゃんとか
いい濃さでいい…
あとなみの可愛いさぢやないぞこれ

• 七十二

池田邦彦『カレチ』

カレチ(1) (モーニング KC)

ゾッとするほどの職業意識。仕事しかない仕事人間。愚直に、求道的に。心底恐ろしい題材だと思ふ。それを眞つ直ぐに、全く眞摯に描いてゐるのだが、……感じ入るのだ。この漫畫は恐怖漫畫だと思ふ。

• 七十三

船戸明里『Under the Rose』

Under the Rose 7 春の賛歌 (バーズコミックス　デラックス)

今までこれを知らなかつた自分の不明を恥じたい。大傑作ドロドロヴィクトリア漫畫。
狂氣集團だこれおしっこ飲む！！！！！！！！！！！！！！

• 七十四

近藤日出造『主は来ませり』『晩鐘』『漫画』表紙
顔を描かせたら日本一のスタイリッシュ政治漫畫。天才だつたんだらうなあ。

• 七十五

新井理恵『×-ペケ-』

×(ペケ) (1) (別コミフラワーコミックス・スペシャル)

四コマ漫画の到達點と誰もが認めるだらう一作。密度の濃さが凄まじい。

• 七十六

八房龍之助『宵闇眩燈草紙』

宵闇眩燈草紙 (1) Dengeki comics EX

中學生、高校生までにこれを讀むといいことがあるね！

• 七十七

つづかない
超えろい
なんて卑劣なダークエルフめ……オークさん可哀想可哀想！

• 七十八

津田雅美『彼氏彼女の事情』

彼氏彼女の事情 (1) (花とゆめCOMICS)

少女漫畫の最高峰だと思ふが、有馬篇なんてなかつた。
アニメは芝姫が變な聲だつたし良かつた。

• 七十九

いけ『ねこむすめ道草日記』

ねこむすめ道草日記(1) (リュウコミックス)

ほのぼのとエロスの融合と言つたところだが、包み込む如き優しさがなんとも愛おしい。
漫畫的だが的確な少年少女繪がうまいよね。

• 八十

ハトポポコ『平成生まれ』

平成生まれ (1) (まんがタイムKRコミックス)

萌え四こまレーベルではあるが萌え四こまなのかわかんねえ……。
萌え四こま讀んで笑つたら負けだと思つて讀んだら思ひの他笑っちゃって悔しいし
馬鹿な娘可愛いし悔しい！
いしいひさいちは、四こま漫畫の作法なぞ無かつたと言ふが、かういふ漫畫が、いしい以降の歴史を切り拓いてくれるのかなと期待してしまふ。
あんまり關係ない氣もするけどニャロメロンあたりにも同じ臭ひを感じる。

• 八十一

佐々木拓丸『Eから弾きな。』
http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/KB00000634
最近の『イブニング』誌から。典型的巻込まれ話ではあるが、三話から妙に引込まれる。繪が達者なのもある。
裏がわかつた途端、グッときた。まだ三話、これからの作品かもしれないがインディーズバンドものとして期待してゐます。
過去作が氣になるから確認しておかう。

• 八十二

白井絵未『面影★マギック』
講談社コミックプラス｜無料で漫画を試し読み！ 最新公式情報満載のコミックポータル（Opera ぢやまともに表示されない）
これも新連載。
かういふ繪柄大好物だ！！
面倒臭さうな性格のこまっしゃくれた魔法少女が成長していく物語いいよね
いい…
『イブニング』は他にも、（面白くないけど）須賀原洋行の漫畫讀めるし、
『少女ファイト』や『のりりん』、『山賊ダイアリー』、『もやしもん』、『オールラウンダー廻』、『アバンチュリエ』、『係長 島耕作』面白いし
『しずかの山』や『よいこの黙示録』も面白かつたし、要注目だね！　『さよならタマちゃん』、『眼夢』、『羊の木』はまあまあ。

• 八十三

菅原健二『GAN☆KON』

GAN☆KON 03―願☆婚 (少年サンデーコミックス)

イサナさん可愛い！　だけでも讀めるよ信じて！
妄想バトルも暴走も好きだつたなんて言へない……。